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実際に注文して使ってみた感想
脱白髪染めハイライトカラー
伸びてきたら気になる『白髪』
お客様でも気にされている方が多いです。
最近、『白髪染め』というものをもっとポジディブなものにするべく日々勉強しています。
その中の手段の一つとして『白髪染めを使わずに白髪を染める』という方法を今回は紹介したいと思います。
脱白髪染めハイライトカラーとは？
こちらの脱白髪染めハイライトカラーというのは
・根元からハイライトを白髪に合わせて入れる
・白髪染めを使わない絶妙な調合で白髪を染める
正確にいうと白髪染めを使わないで白髪を染めるというよりは、ボカすという表現の方が適切かもしれません。
先にハイライトを入れて、一度ブリーチを流した後に全体のカラーをしていく流れです。
なぜハイライトが必要かというと、白髪の部分をハイライトで繋ぐことによって、一色染めをするよりも根元の伸びた部分と中間〜毛先の部分の境目をわかりにくくするためです。
しっかり白髪を染めていませんか？
一般的な認識だと白髪は悪いもの。
そういうイメージの方が多いのかと思います。
伸びてきたら気になるから白髪が目立たないようにしっかり染めたくなりますよね？
これが間違っているわけではないのですが、白髪をしっかり染めてしまうと逆に白髪が目立ってしまう原因にもなるんです。
白髪は白いです。
しっかり染めることによって暗く染まりますよね。
色の対比で考えると根元が白くて髪の毛の中間〜毛先が黒いと必ず根元が目立ちます。
これを無意識に伸びてきたから、暗くしっかり染めるという方が非常に多いです。
ホームカラーをしている方が特に多い印象。
ホームカラーを今一度考えてみる
ホームカラーの場合は自分で染める周期を選択できのるので、早い方だと2〜3週間に1回。
それを根元の伸びているところだけ塗ることができればいいのですが、大体の方は中間〜毛先に根元の薬を伸ばしてしまい、中間〜毛先も染まってしまいます。
そうすると中間〜毛先がどんどん暗く濁った色になってきます。
白髪染めは白髪を染める薬剤になっているのでブラウンが多く配合されています。
根元はともかく、中間〜毛先はすでに白髪が染まっている部分です。
根元だけ狙って塗っているつもりでも、中間〜毛先に薬剤がついてしまいその部分が暗く染まって、より根元の白髪を強調させる原因になります。
ホームカラーをされる方は顔周り、分け目の白髪を特に気にされます。
先程も述べたように顔周り、分け目を中心に染める方が多いので顔まわり、分け目の中間〜毛先が黒く濁っている方が多いです。
もうお分かりの方もいらっしゃるかと思いますが、ホームカラーをし続けていくと白髪を活かすことは非常に難しくなります。
いつまで白髪を染め続けるのか？
40歳から白髪染めを始めたとしましょう。
仮に70歳まで白髪を染め続けるとなると月に1回染めたとしても年間12回。
それを30年続けるとなると360回白髪染めをしていく計算になります。
人間なので年齢を重ねてくると見た目や身体も衰えてきます。
年齢や髪質、白髪量に合わせてヘアカラーも変えていく必要があると僕は思います。
先日書いたこの記事。
70代のお客様なのですが、白髪を活かしてカラーをさせて頂いていて、とても透明感のある白髪染めを楽しんで頂いています。
どこかのタイミングで白髪を活かすという方向転換が必要なのかなと思います。
脱白髪染めハイライトカラーの施術
こちらのお客様は白髪を活かしていく方法はないかと、ネットでは検索してくださってご来店頂きました。
before
この方は今までサロンで染めていたそうなのですが、白髪率が70〜80%ぐらい。
この辺りの比率になってくるとしっかりと白髪を染めるにはやや濃いめの薬剤を選定することになります。
ここで濃い薬剤を選択することによって、伸びた時に根元と中間〜毛先の境目がくっきりでやすくなります。
赤い丸で囲ったこの部分が根元の伸びた部分と染まっている境目になります。
お客様のご要望としては
・赤味が出るのは好きでない
・白髪を活かせるのなら活かしていきたい
・伸びた時に気になりにくくして欲しい
といったご要望です。
今回のお客様は白髪率が70〜80%ほどだったので全体に細かくハイライトを入れさせて頂く提案をさせて頂きました。
細かくハイライトを入れるとどうなる？
白髪ぼかしハイライトの場合は、根元から白髪に沿って細かくハイライトを入れていきます。
白髪が多ければ筋感は細め、固まっている部分にはさらに細かくハイライトを入れていきます。
全体にアルミホイルを使ってハイライトを入れ終えました。
ハイライトはブリーチを使うことがほとんどなので、塗り始めと塗り終わりの差がなるべく出ないように、ブリーチのパワーを調節して施術します。
時間を置いてホイルを外すとこんな感じに。
アルミホイルで包んだ部分のみが脱色されています。
細かい筋感にハイライトを根元から入れるのがポイントになります。
この時に根元からギリギリからハイライトが入っていないと白髪が馴染みにくい原因にもなります。
脱白髪染めハイライトの仕上がり
一度シャンプー台で薬剤を流します。
それがこちら。
根元から細かい筋感が入っているのがわかるかと思います。
これが白髪が伸びた時に、伸びてきた白髪とハイライトが繋がりやすくなることで、根元と中間〜毛先の馴染みが良くなるポイントです。
これでハイライト施術は終了です。
ここから白髪染めを使わない薬剤選定で白髪をぼかしながら染めていきます。
仕上がりがこちら。
赤みのない透明感のある【脱白髪染めハイライトカラー】の完成です。
白髪染めを使っていないので、お客様が気にされていた赤味も感じにくいです。
このカラーは白髪をしっかり染めるのではなく、あえてぼかしながら染めることで、白髪を活かしながらカラーをしていくものになります。
脱白髪染めハイライトカラー。
喜んでくださった😊#脱白髪染め #白髪染め #白髪ぼかし #白髪ぼかしハイライト #奈良美容室 pic.twitter.com/BiQCFUNUUh— 【EAST ALUS】店長 浜広 翔太 奈良 広陵 (@shota049_1125) July 30, 2021
馴染みやすいようにグレー系の薬剤を使用しているので、伸びた時も馴染みやすいのが特徴です。
さらにハイライトを根元から細かく入れていることによって、根元が伸びた時に境目が出にくく、白髪を染める間隔を少し開けることもできます。
まとめ
今回は【脱白髪染めハイライトカラー】をまとめました。
白髪染めをするのが義務になっている方も多いかと思います。
もちろんそれが間違っているわけではないのですが、白髪染めの選択肢を増やすことで、今までマイナスイメージだった白髪を活かす選択肢も生まれてきます。
お客様の髪の状態もさまざまです。
実際、ハイライトを入れたから白髪が全く目立ちにくくなるものでもありません。
白髪を目立ちにくくする土台作りが1番大切なのかなと思っています。
ご相談だけでも構いませんのでお気軽にお問い合わせください。
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広陵町大塚909-7
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投稿者プロフィール
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奈良県広陵町にあるヘアー×ネイルサロン【2co.(ニコ)】オーナースタイリスト。
ブリーチを使ったハイライト、白髪ぼかしハイライトが得意。
根元からの繊細なハイライトで特に白髪でお悩みのお客様から満足度が高い。
ミルボンホイルワークコンテストにて4年連続受賞歴有り。
丁寧なカウンセリングでお悩みの解決をお手伝いさせて頂いています。
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